適当BL☺︎G

勝手に映画レビュー(かなりゆるめ)

ダイバージェント/Divergent

 

 

第20回目の映画は

 

『ダイバージェント』(2014)ですー。

 

 

 

雰囲気はハンガーゲームに似ている気がしました。

 

主演2人とも見たことがなかったのですがヒロインのシャイリーン・ウッドリーはアメイジングスパイダーマンの次回作に出演が決まっているそうです。

 

まああまり好みの感じの女優さんではないです。

 

プライベートの方が美人です。

 

 

ストーリーは100年後の世界。

 

すべての人がある年齢になると“性格診断”“適性検査”なるものを受けて

 

5つに分けられた派閥から自分が入るものを自分で選び、その中で一生暮らすというもの。

 

派閥には、軍事や警察を担う勇気ある「勇敢」、

 

司法を担う正直な「高潔」、

 

農業を担う優しい「平和」、

 

教育や研究を行う論理的で知識豊富な「博学」、

 

政権を握る思いやりある「無欲」があります。

 

それぞれのイメージカラーみたいなのもあって服装も統一感あるかんじです。

 

親と絶対同じ派閥でなくてはならないとかはなくて、家族や友人と離ればなれになるパターンも多々。

 

家族より派閥と劇中でも斉唱するシーンが。こわ。

 

この派閥の他に「無派閥」というものもあって

 

これがホームレスなんですね。

 

なんかリアル。

 

無派閥はリアルなんですけど、メインの5派閥が逆に

 

なんでこの5つなの?

 

と思ってしまいます。

 

ポケモンみたいな炎、水、草、電気、ノーマルみたいな感じだとしっくりきますけどね。

 

特に、高潔って何だよみたいな。

 

で、主人公も時がきて性格診断してみるとダイバージェント(異端者)と結果が出てしまう。

 

人々を派閥にわけて管理している未来の世界では異端者が邪魔なんですね

 

ごく稀に出てしまう異端者はバレると排除されてしまう。

 

主人公の両親は「無欲」の人間で主人公もこれまでは無欲で暮らしてきた。

 

兄も無欲の中で違和感なく暮らしている。

 

でも主人公は「勇敢」に憧れ、胸にモヤモヤを抱えながら派閥を決める日を迎えてしまう。

 

兄はまさかの「博学」を選び主人公はさらに困惑。

 

お兄ちゃん結構かっこいい。

 

 

 

結局「無欲」の両親が見ている前で主人公は「勇敢」を選ぶ。

 

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選択の儀式?のときみんなに見られまくってるんです…

 

選んだ日から「勇敢」の人間として生きられるわけではなく

 

様々な訓練とテスト、同期?との競争があるんですね。

 

得点競争では何位までかラインが引かれていてそれを下回ると「無派閥」にいくことになる。

 

かなりシビアです。

 

「勇敢」のリーダーを務めるのがジェイ・コートニー

 

 

ファッションが若干中2病。

 

主人公はデキる方ではなくて、自主練のかい虚しく上位に食い込めずで同期に別れを告げられてしまいます。

 

上位者に入れない人は潔く無派閥にいかなければいけないんですが

 

まさかの主人公、上位者の乗る電車に飛び乗って図々しく次なるステージについていきます。

 

主人公じゃなきゃこんなこと許されません。笑

 

 

この辺で、「あれ?ダイバージェント(異端者)問題どうなった?」と思われている方もおられるかと思います。

 

私も診断されて主人公がひたすら逃亡するのかと思ったら結構長い間勇敢の中でイベントが繰り広げられるんですね。

 

「博学」のトップは異端者が操られた社会の秩序を乱すと考えて博学が世界を牛耳り、異端者を排除しようと大プロジェクトを進めているんです。

 

 

黒幕わかりやす過ぎ。

 

「博学」は自分たちが政権を握るために、「勇敢」に投薬してコントロールし「無欲」を一掃しようとします。

 

大々的な戦闘はないですが私利私欲のために「秩序を守る」という博学を異端者である主人公が撃破!と言う感じです。

 

「博学」と「高潔」のうやむや加減もそうですけど

 

「平和」の出番のなさも半端じゃないですね。

 

農業やってる人間は表舞台に出てこなくていいってこと?

 

これはかなり偏ってますけど、映画の中の派閥についての設定もかなりアレですよね。

 

続編で活躍してくれることを祈ります。

 

 

今ある限られた派閥から選択しろ

 

って虚しいですよね~。

 

しかも主人公みたいにピンとくる派閥・共同体が無いって辛い。

 

現実世界にも言えることですね。

 

色々ある派閥や共同体の中で生きてたらそこで正解とされる振る舞いをせざるを得ないし

 

そう考えたら“本当の自分らしさ”とか“個性”なんてないですよね。

 

結局どこかに分類されるしかないのかな…

 

なんてね。

 

 

よく仕掛けてある感はないですが非現実的すぎる世界観は好きです。

 

次回作も見ると思います。

 

というわけで今回は!

 

星5つ!!!☆☆☆☆☆