それでも夜は明ける/12 Years a Slave
第18回目の映画は
『それでも夜は明ける』(2013)ですー。
聞いたことの無い人はいないんじゃないかってくらい話題になりましたよね。
色んな映画賞を獲得した映画ですよね。
あまり賞をたくさんとった映画とか黒人奴隷問題を扱うような映画はみたい!!ってならないんですけどとうとう観てしまいました。
アナ雪同様、めちゃくちゃ取り沙汰されてた割には「うん、まあ面白かった」レベルというか
何様って感じですけど笑
コッテコテに感動を誘うわけでもなく
淡々と12年間の奴隷生活か描かれていたのでみやすかった。
みやすかったもおかしいかな、、、
終始イライラは止まりませんでしたけど最後までしっかり見れました。
主人公(キウェテル・イジョフォー)はまともに教育を受け、経済的にも困っておらず
自由黒人として家族と幸せに暮らしていた。
ある日彼の音楽の才能を買っていた白人から声をかけられ公演することに。
チヤホヤされて気を良くした主人公は酔い潰れ、目が覚めると鎖につながれた状態。
自由黒人だと主張するが暴力をふるわれ、彼同様に囚われた黒人が殺されるのを目の当たりにする。
逃げ出すこともできず売り出され、白人の主人の元で奴隷として生活することになる。
白人主人が豪華メンバーで
ベネディクト・カンバーバッジとマイケル・ファスベンダー。
前から思ってるんですけどこの2人の名前のインパクトすごいですよね。
こんな印象的な名前ほしい。笑
道端で黒人がリンチされ、黒人というだけでいきなり首を吊られるとか
親子が人身売買によって引き離されるとか
本当に人間のしてきたことなのかと信じがたいことが日々起きていて
黒人も自分を守るために他人をかばったりはせず、他の黒人が酷いことをされてもみてみぬふりするし
字が読めるだとか教育を受けたことを隠さなければならない状況もあって
肌の色が黒いだけで当たり前の生活を奪われる模様が延々続くんですよね
生きるためには何か大事なことを犠牲にしなければいけない状況、私に耐えられるでしょうか…
一つでも捨てたくない!!というようなプライド人間なのですぐ殺されるタイプですね。
そういえば毎回不思議なのが、
こんな酷いことをして黒人を差別しておいて、主人である白人が黒人奴隷の女性に手を出すみたいなのが起こるんですよね
意味がわからない。
理解できない世界ってこの世にどれだけ存在してるんでしょう……
この映画では残念ながら黒人が権利を得るとか、
白人に逆襲するとか、
スカッとすることは起こらないです。イライラ。
12年間の奴隷生活を終えて家族と再会したときはどんな想いだったんですかね、、、
数ヶ月間家族に会わないだけでホームシックにかかる私には想像もできません
奴隷になってしまって元の生活に戻れる人はそういない中で奇跡的に復活できたら使命感に燃えますね。
奇跡を起こした人たちが後世にこんな物語を残して伝えてるのに
黒人問題映画みる気しないとか言っててすみません。
しんみり。
メインのキャストも豪華なんですけど脇役もかなり大物が出ていて
いつも通り嫌な役とか変態の役が合うなぁと思ったポール・ダノ。
プリズナーズの彼も是非みてほしい。
そして超少ないシーンの登場ながらめちゃくちゃ活躍しちゃってるブラピ。
ズルイ。顔もやることもかっこよすぎる。
重要な役柄なんですけどこの映画の中でブラピが異質でした。
一人だけ浮き出てる感じ。
自由ということをもっと大事にしないといけないですね、ちゃんとやりたいことやろう
浅いシメ。笑
ということで今回は!
星6つ☆☆☆☆☆☆!!